ビジョンは、「社会の孤立を減らす」こと。

はじめまして、富田一聖と申します。私は2021年4月より、父親の代からこのクリニックを引き継ぎ、新たなステージへのスタートを切りました。クリニックの歴史と使命に深い敬意を払いながら、今後の方向性を明確にし、クリニックのビジョンを共有したいと思います。

他の成功した企業や団体が社会課題に向き合うビジョンを持つように、私たちのクリニックも社会課題に対処することを目指しています。例えば、パタゴニアは主に服を売る会社ですが、地球環境の保全をビジョンとし、長く着られる服を作ることで社会課題に貢献しています。

当クリニックのビジョンは、「社会の孤立を減らす」ことです。このビジョンを掲げる背後には、現代社会における深刻な課題があります。日本では2030年に独居世帯が全世帯の約4割を占めるというデータが示唆するように、独居世帯が増加し、孤立と孤独感が広がっています。この状況を真摯に受け止め、解決に向けた一翼を担うことが私たちの目標だと考えるようになりました。

私たちは、患者さんが透析治療を受けるだけでなく、心と精神の健康を向上させ、社会とのつながりを強化する場所としてのクリニックを築くことを目指します。

新しいウェブサイトを通じて、ビジョンを広く伝え、患者さんやその家族に対して、クリニックが単なる治療施設を超えて、心温まる場所であり、社会の孤立感を軽減する手助けをすることを目指していきたいです。

理事長富田 一聖